「『あなたは知っているんでしょう、この地にまた平和が訪れる日を。
あなたのその未来が本当なら、私は死なない』」
妙子が鼻を啜りながら、最後の台詞を言った。
稽古場にしんと重い空気が流れる。
井坂は高まる鼓動がみんなに聞こえるのでないかと懸念し、右手で気付かれないように胸を摩った。
そこに動けないデブの本田が静まり返った空気を割った。
「なんかさ~…、硬いんだよね。
俺たち今までコント的な芝居をしてきたじゃん。
そっちのが良いな」
本田の子分のような華奢で青白い肌を持つ身長150センチの小柄な芳川が、本田の言葉に激しく頷く。
「意味もちょっと良く分からないし」
「これはまあ、大まかに言うと戦時中の話で…」
井坂が額の汗をぬぐいながら本田たちに説明をしようと椅子から立ち上がった瞬間、
「私は良いと思うけど。すごく感動したし」
と目を赤くさせた妙子が言った。
「私も、こういうのやりたかったんです。脳細胞まで脂肪の塊には分からないだろうけど」
と、妙子と仲のいい浅野綾が本田を睨んだ。
妙子はそれに激しく同調する。
この2人は本田を快く思ってはいないらしく、特に妙子は初めて本田が劇団に入った日から、本田への小言を溢していた。
「そりゃ妙子は…」
と本田が言いかけて止めた。
『妙子は井坂と付き合っているから』とでも言いたかったのだろう。
しかしながら妙子が芝居に関して身内を贔屓するような女ではないことは、周りが何よりも分かっていた。
「私もこれがやりたい。凄く気に入った」
結局妙子のその一言で、半ば強引に決定した。
井坂浩二は悩んでいた。
所在無くもう中身を全て暗記しつくした汚れた台本を、パラパラと捲る。
その掌には脂汗が滲んでいた。
腕時計に目をやる。
長針と短針は、共に3を指していた。
約束の時間は12時だった。
静まり返った稽古場に、窓の向こうで何屋か分からない軽トラックが流す単調な音楽だけが鳴り響いていた。
「ボイコットか」
井坂浩二は呟いた。
心当たりはあるが、納得はいかない。
プライドが邪魔をして劇団員に連絡することも出来ず、抑えた劇場をキャンセルすることと、どうせ公演したとしても赤字にはなるが、チラシとチケットの印刷代など、そのマイナス面を計算して、どう工面するか考えていた。
「確かに」
と呟いた。
誰に届くわけでもなく、ただその吐き捨てた言葉はフローリングに落ちて吸収される。
「確かに無茶苦茶な稽古だったかもしれない」
井坂浩二にとって今回の公演は生まれて初めての演出と脚本であり、なれない作業に終始あたふたしたし、また役者がこんなにも自分の意図と異なる芝居をするものだとは思わず、感情を抑えることが出来ぬまま憤慨していた。
何より緊張したのは本読みの日だった。
1ヶ月悩みに悩んで書き綴った台本だったが、誰かの「つまらない」の一言で全てが終わる。
自信がないとは言わないが、逆にある訳でも無かった。
これがもし他の誰かが書き記したものであるなら話は別だが、100パーセント井坂が書いた本だった。
つまり、すべては主観で始まるが、まさにこの本読みの日に、主観は客観へと変わる。
緊張しないわけが無かった。
総勢7人の役者が稽古場に入る。
演出家である以上ナメられてはいけないので、井坂は自分に挨拶する役者一人一人に深々とお辞儀をしたい衝動を堪え、挨拶は目を見ず、軽く頭を上下に動かすだけに徹底した。
「何よ、急に偉そうになっちゃって」
役者の一人、吉田妙子が膨れっ面をして見せた。
それを受け、「まあまあ」と仕方がないような、「偉そうにしたいんだから、そうさせておけ」という様に周りが妙子を宥めた。
一瞬間違えたかと感じたが、このスタイルを変える訳にはいかなかった。
演出家である以上ナメられてはいけないのだ。
「これが今回の台本です」
と無表情のままぶっきら棒に渡す。
「適当に読んでみてください。配役は、妙子がA、本田がB…」
と事務的に、配役表を読み上げた。
こんなもの読まなくても、もう頭の中に入っている。
台本を書く以前から、この役はこいつだと決めていたのだ。
「適当に」と言った井坂の言葉はむなしく、役者は精一杯の演技力を駆使して本読みを始めた。
井坂にとってそれが少し、嬉しくもあった。
ギャル雑誌に載ってた、『男の人も飲めばバストがデカくなる』とうたわれていた胸が大きくなる薬と、
またしてもギャル雑誌に載ってた『痩せすぎ注意!1週間で5キロ痩せる』とうたわれていた痩せ薬と、
薬局で買ったムクミ防止の薬と、
食べた油分を100%カットするという怪しげな青い薬と、
バファリンか、
ヴァファリンか、
ビタミン剤か、
初めて行った内科で「あ〜、分かんないね〜。適当に薬幾つか渡すから、色々試してみて」と本当に適当に処方された諸々の薬か、
『引き締まりボディ』とだけしか書かれていないボディクリーム、
『バストに張りが…!?』とやけに言葉を濁されたバストアップクリーム、
『キュッとヒップ』と書かれた、もう何がどうなるのかも分からないヒップアップクリーム、
偏った食生活か、
安定しない睡眠時間か、
昨日行っためちゃくちゃ痛かった針治療か、
南へ飛んでく君に、心を持ってかれちゃったのか、
近頃の温度変化か、
ガソリン税か、
ヒラリーかオバマか、
はたまた大原か、
コメント返ししなきゃいけない日記が貯まりに貯まって、焦り出しているのか、
怨霊か、
妖精か、
妖怪か、
阿藤快さんか、
分別してない燃えるか燃えないか分からないゴミたちの逆襲か、
それらのいずれかの要因か、
はたまたそれらの悪い組み合わせが生じたのか、
もしくはそれらとは違うまた別の何かか、
顔がやつれて、
死んでしまいたい
ような
そうでないような
欝か
そうでないような
今、そんな顔。
元気なんだけどね。
どれが原因だと思う?










これ全部私が撮影したんだぜ!
すごいだろーっ!
君たちも、頑張りたまえッ!
すみません。
調子に乗りました。
ごめんなさい。
何もかもモデルさんのおかげです。
大変なのに、私まで撮影させてくれてありがとう。
私は人間としても一固体としても、何であっても、彼女が大好きだし、心から尊敬します。
私も頑張るぞお。
とても悩んでいたので、これは占いよりも、何かもっと凄い力を持った何かにすがらなくちゃダメかもしれないと思い、ふと、深夜にやっていた『前世療法』たるものを思い出した。
すぐ検索して、明日行けるところをひたすら調べた。
一軒、しかも家から徒歩で行ける距離の場所を見つけた。
もの凄い日記をまた書けると、半ばソワソワし、期待に胸を膨らませた。
どんな面白いことが起きるのか。
言ってしまえば、今の悩みを打ち消すほどのバカげた体験を欲していた。
ただ、それだけだった。
午後18時。
ある古びたマンションの一室に、おそるおそる入っていく。
万が一のことを考え、携帯の画面は110のボタンを押した状態にしていた。
私を招き入れたのは、30歳前後の華奢な男性だった。
左手薬指には婚約指輪が光っており、白いワイシャツにジーンズという、ラフないでたちをしている。
男は慣れた感じで、
「ではこの書類に、書ける範囲で良いので、記入してください」
と、遠慮がちにリビングのソファに腰掛ける私に、紙を手渡した。
そこには住所、氏名、電話番号のほか、精神的疾患があるかどうか、またセラピーを受ける上で、何を望んでいるのか等の質問事項が、裏表に事務的に書かれている。
私はありのままにそれらを記入していき、「何を望んでいるのか」と言う欄に「性格を変えたい」と書き記した。
それから簡単なカウンセリングを受け、
「性格を変えたいのは、具体的にどういうことですか」と聞かれたので、
「嫌なことは嫌と言えるように、また人の顔色を窺いながら人と接する自分を変えたい」と答えた。
その後、タロットのようなカードを3枚引いた。
私が引いたカードは「復讐」「許し」「真実の愛」の3枚のカードだった。
その意味を聞いたとき、私は涙を堪えることが出来なかった。
特に「あなたは自分自身を許してあげなさいと、カードは言っているんですよ」と男が言った時、それが一番聞きたかった言葉だったことに気付き、救われたような感覚に陥った。
もの凄いのはその後だった。
私は男の言われるがままにタイムトラベルを成し、今の問題を解決する糸口である前世を体験した。
降り積もる雪と、夕暮れの寂しい家路、埃の積もった洋書に囲まれた狭い部屋。
仲のいい友達がいる訳でもなく、また愛する人がいる訳でもなく、何より孤独を愛する男だった。
ふいにセラピストが「では、あなたが一番苦しい思いをしたところまで遡ってください」と言った瞬間、目の前は急激にぐるぐると回転し、まさに背後から刀で切られようとしているところだった。
背中に激痛が走る。額には脂汗が滲む。硬直した体が震えだした。
セラピストが、
「あなたの人生を振り返って、どうでしたか」と聞いた。
背中に大きな傷口を作った私は、
「なんて暇つぶしのような人生だったんだろう。なんて意味の無い。歴史に名を残そうと野心を持って生きてきたものを、まさに犬死だ」
と、悲観するわけでもなく、むしろ何もかも諦めたような冷めた口調でそう言った。
セラピストが
「今、東真彌さんは悩み事を抱えています。何か助言してあげてください」と言った。
彼は呆れたように
「そんなくだらないことに頭を使うな。もっと広く視野を持て」
と言った。それから続けて、
「何でもやったらいい。そこに必ず得るものはある」と言った。
催眠術から解かれた私は、清清しい心地に満たされていた。
信じてもらえなくても良いけれど、私はこれ以上ないほど価値のある体験を経験することができた。
そして、恐ろしいことに、酷くわがままになった私が、そこにいた。
多分、6月は撮影会できないと思うので、寂しいなと思ってくださる方は、ぜひぜひ来て見てください☆
以下コピペ↓
| 開催日 | 2008年5月25日(日)e |
|---|---|
| 開催内容 | 1部 10:00-11:30 代々木公園 集合場所:売店(管理事務所近く) 2部 13:00-14:30 Zero Studio ※2ショットタイムあり 3部 14:50-16:20 Zero Studio 4部 16:40-18:10 Zero Studio ※2ショットタイムあり 4部終了後サイン会 |
| 参加費 | 各部 ¥7000 |
| 衣装 |
1部 私服 |
| 備考 | ※1部 雨天決行 荒天スタジオに変更 参加申し込み受付中♪ 当日受付 090-2539-2880 まで |
| 申し込み状況 | 1部(定員12名) 申込受付中 2部(定員12名) 申込受付中 3部(定員12名) 申込受付中 4部(定員12名) 申込受付中 |
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お申し込みはコチラから↓
http://www.fresh-club.net/modelphoto/detail/20080525e.htm
ぜひぜひよろしくお願いします♪
青ジソの実のチャーハン。

ベーコンと卵と、ご飯と青ジソの実の漬物を炒めて、だし汁、醤油、塩コショウで味付け。
美味かったよ!






















by spearfish
もっと女神の限界!!